ワーホリ帰国後の就職活動
ワーホリ後の就職は不利?
「初めまして」にも記載の通り、私はUSCPAを取得してから1年間ヨーロッパの某国にワーホリに行っていました。働きながらのUSCPAの勉強がかなり過酷だったので、純粋に人生のモラトリアムとして暫くゆっくりしたかったからです。
勿論、帰国後の就職大丈夫かな?という不安もないわけではなかったですが、それよりも「ワーホリしたい」という気持ちが強かったので、「なんとかなるだろう」と楽観的に考えていました。
巷では「ワーホリすると帰国後にろくな仕事につけない」と極論を言って煽っている人がよくいるのですが、結論から言えば、私は普通に大丈夫でした。帰国後転職活動を始めて、大体1ヶ月くらいで今の会社とご縁がありました。
当たり前のことですが、「ワーホリしたからダメ(帰国後まともな仕事に就けない)」というわけではなく、「人それぞれ」としか言いようがないと思います。私の場合、帰国後の転職先での給与は、ワーホリ前に働いていた日系大手企業の総合職で勤めていた時より高かったです。
ワーホリ後の就職活動(詳細)
エージェントはいくつ使ったら良いか?私の感触では3社程度かと思います。
多すぎても有利になるわけではないし、エージェントとのやり取りも煩雑になります。
逆に1社だとそのエージェントがポンコツだった場合に困るので、2社は使った方が良いと思います。希望年収を決める際にも、複数のエージェントから率直な意見を聞けば客観的なRangeが分かると思います。
以下に私がお世話になった転職エージェントを記載します。私は日系・外資問わず、「英語を使えて、海外とやりとりする機会がある経理職(正社員)」で探していました。
1、MS JAPAN
こちらは管理部門・士業特化型の転職エージェントです。こちらのエージェントからは、某財閥系企業の関連会社の経理部門の案件を紹介していただきました。連結対象になる海外の子会社の経理の取りまとめをするような仕事でした。
面接で業務内容をお聞きしたところ、海外とのやりとりも日常業務として発生するようだったので、私が希望するような案件の紹介をしていただけたという印象です。(結果的に他の会社からのご縁があったのでこちらの会社の最終面接は辞退させていただきましたが、、)
管理部門での転職を目指しているのであれば、こちらの転職エージェントに登録してみるのはアリだと思います!特化型=その分野に詳しいということなので。
2、Robert Walters
ここの会社は外資系に強いエージェントです。紹介される案件はほぼ外資系かと思います。エージェントは日本人もいれば、外国人(日本語あまり喋れない)もいます。私の今勤めている会社は、こちらのエージェントから紹介していただきました。
英語力に自信があるのであれば、こちらのエージェントはおすすめです。一人の担当者のみが専属で付く形ではなく、数名の担当者から求人案件を紹介いただけます。
3、USCPAの予備校の就職斡旋部
紹介していただいた案件は大手監査法人系列の求人(移転価格コンサルなど)でした。これは予備校の卒業生のみを対象にしたサービスなので、あまり参考にならないかもしれません。
ワーホリ中に帰国後の就職活動の準備をする必要はある?
英語圏にワーホリに行くのであれば、滞在中に英語力を高め、TOEICなどで高得点を取ることは(特に外資系企業に転職する場合)勿論有益だと思います。
また、履歴書などが長年Updateされていない場合、Updateしておくのが良いでしょう。帰国後に外資系を狙うのであれば、英文での履歴書を用意しましょう。
ただ、正直ワーホリは「休暇」なので、ワーホリ経験が直接転職に有利になるようなことは特にないと思います。その点を過大評価するのは逆に危険です。私もワーホリ中はワーホリを楽しむことに集中し、転職活動のことはあまり考えなかったです。
ワーホリ前に帰国後の就職活動のためにできることはある?
これは、ワーホリ前にどのようなキャリアだったか、そしてワーホリ後どのようなキャリアを選ぶかによって変わってくると思います。私の場合、ワーホリ前にしたことは「USCPA取得」でした。
経理経験がなくても、日本の大手企業で5年ほど働いた経歴と資格があり、英語力も高ければなんとかなるだろうと言う見込みがありました。もし数年の経理経験があったなら、資格がなくてもOKだったかもしれませんが、未経験からの転職だったため、ある程度強力な資格を取った方が安全だろうと思いました。
ただ、「年齢的な問題で、今すぐ行かないとワーホリVISAを使えなくなる」というケースもあると思いますし、国によってはワーホリVISAから労働VISAに移行していける国もあるようなので、そもそもワーホリ後に帰国して日本で就職するつもりなのかによっても優先順位が変わってきますよね。
いずれにせよ、将来のことはわからないにせよ、「かけられる保険はかけておく」ことは大事かなと思います。リスクを取ることと、何も準備せずに行動することは全く別の話だと思います。
以上、少しでも参考になれば幸いです🐈⬛


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